回復まで

市民センター図書室で、ふと目にとまり、何の予備知識もなく2,3ページ読んだ。
その味わい深さに借りてきて読んでいる。
今、この日記を書くためにamazonの参照ページを検索し、そのカスタマーレビューを読んで驚く。
この本は日記の形式で著者が66歳のときのものであるが、はじめに「ジョディ」という名前が出てきて、彼女は痴呆になっており、楽しく過ごした日々が思い出される、という記述がある。
「ジョディ」は、女性である著者のパートナーであったのだ。
この本の後表紙の内容紹介に「パートナーとの別離」という表現があって、私はてっきり死別したのかと思っていた。しかし、実は相手が自分をわからなくなる、という精神的な喪失であったのだ。
米国東海岸の冬の描写も美しい。

回復まで

回復まで