会員制

pakira_s2007-10-29

私は「会員制」と書いてあるお店にも結構入ります。
会員であるからではなく(つまり会員でないにもかかわらず)、会員制とあるお店はどんなところかな、と興味があるので入っていってしまうせいです。
それに、大概は、いわゆる変な一見さんを断るために「会員制」にしているので、まじめに飲む(?)姿勢を見せると入れてくれることが多いのです。
でも、このあいだ入ったお店はちょっと違いました。
ふらりと入ると、ほかにお客さんはおらず、マスターに
「会員じゃないですけど、いいですか」
と尋ねました。
マスター「え、ええ、でも、全国的な会員の方ですよね?」
私「え?全国的な会員?ちがうんですけど。。。。」
マスター「あ。。そうですか。。まあ、どうぞ」
という、ちょっと分からない会話を経て、とりあえず座りました。


実は、そのお店は、ゲイバーなのでした。
ゲイバー、と言っても、いわゆる女装した男性が、一般の男性の相手をしてくれるお店ではありません。
本当に男性を愛する人が、そんな気持ちを共有する男性との出会いをもとめてくる場所。
その日は、たまたま「ミックス」の日、ということでしたが、ミックスとは、女性を愛する女性も来る日。
つい先日、「ジョパンニの日」を読んだばかりで、偶然そんなお店にきてしまったことに不思議な気持ち。
もっとも、マスターも
「誰もほかにお客さんがいなかったので、とりあえず入ってもらいました。でも、ほかのお客さんが来ても、会話に驚かないで下さい。」
と言っていたので、他にお客さんがいなかったことと、私がちょっと言っても帰らなそうな雰囲気だったせいで入れてくれたのでしょう。


ちょっと面白いと思ったのは、豊川悦司さんが、筒井道隆君とラブシーンをやっていた話をしたとき、豊川悦司さんはその傾向の人からすると、ちょっと違う、という雰囲気であるとのこと。そんなものかな。


その日は、結局、ほかのお客さんが来る前に帰ってしまいました。
でも、私も当初、当然会員、という感じで迎えてもらったので、結構違和感なし、と言うことだろうか。
うーむ。複雑な気分。


写真は、八戸小中野新むつ旅館近くのやきとり屋さん小芳に掛けてあった可愛い大入りの招き猫額。