最近、ネットショッピングのクレジットカード決済で、
「このカードは使えません」
と表示されて利用できないことがある。
限度額の面や入力データにも間違いはないはずなのだが、不思議に思っていた。
私はブラウザの拡張機能でさまざまな個人情報保護のセッティングもしているので、一応、認識できる限りはそれらの機能もオフにしている。
ふと思って、利用しているプロクシサービスをオフにしてみたところ、無事に決済することができた。
プロクシサービスをonにしていると、3Dセキュアのコード入力画面が表示されない。
このようなエラーの場合、表示されるメッセージが
「恐れ入りますが、このクレジットカードはご利用になれません。
他のクレジットカードを選択してください。
認証処理を中断された場合には、認証処理を再度やり直してください。」
というものなので、なかなかプロクシが原因とは理解できないところがある。
一方、不正防止の観点からは、こうしたプロクシサービスは、犯罪者が利用することも多く、これらをブロックすると共に、敢えてブロックした理由は表示しない、ということも十分理解できる。むしろ防衛側としてはそうあるべきだと私も思う。
日本に住んでいる場合、主にこうした犯罪防止の観点からプロクシサービスを見ることも多いが、最近は、さまざまなセキュリティベンダーも別の観点(機能面も)からサービスを提供しているし、専制的な政治体制下でネットを利用している方々にとっても重要なものであり、どのように考え対応するかは課題がある。Torなども同様だ。
プロクシサービスをきちんとした目的で利用する人々は、その利用に当たって、当然ながらさまざまな配慮が求められるということだろう。