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若き詩人への手紙

先日、黒石の町を歩いていたとき、ふと入った古本屋さんで購入した本。 写真は、その古本屋さんがこの本を入れてくれた袋です。 若き詩人への手紙 リルケ 佐藤晃一 訳 角川文庫-491- 78-1 昭和44年11月30日 改版三版発行若き詩人への手紙 (1968年) (角…

聖者

台風一過という感じの爽やかな、何となく秋の気配も感じる日。 この「聖者」は、久しぶりに1日で一気に読んでしまった本。 正におとぎ話だ。 おとぎ話なので、ちょっと納得しがたい展開もあるけれど、しかし、世の中自体が矛盾に満ちたものなのだからそれを…

シッダールタ

久しぶりに、ヘッセのシッダールタを読みました。 以前は、新潮文庫の高橋健二さんの訳で読んだのですが、今回は岡田朝雄さんという方の翻訳で読みました。 以前読んだとき以降、仏典をいくつか読みまた正法眼蔵なども読んでいることもあり、また前回とは違…

ボサマ

「竹女ぼさま三味線をひく」という本を読みました。 ボサマ、というのは、男盲の門付け芸人のことだそうです。家々の戸口に立って唄をうたい三味線をひいて米・銭をもらって歩きます。 この本を読んで、今なら伝統芸能として保存されるようなものが禁止され…

明眼の人

正法眼蔵随聞記のはじめに「はずべくんば明眼の人をはずべし」というのがある。 これは、何だか読んでいて妙な感じがする。 その話は以下のようなもの。 道元が宋の如浄禅師の元で修行していた当時、禅師の秘書役という名誉ある職に就くよう言われた。 その…

宝慶記

宝慶記・正法眼蔵随聞記 (原文対照現代語訳 道元禅師全集)作者: 鏡島元隆,伊藤秀憲,東隆眞出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2003/08/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る

正法眼蔵

少しずつ読んでいた1巻を読み終えそうになったので、2巻を購入しました。正法眼蔵〈2〉 (岩波文庫)作者:道元発売日: 1990/12/17メディア: 文庫

So Blue

森高千里さんのビデオクリップ集を見ました。 So Blue、格好いいですね。 またダンスを始めようかな、とか思います。FIVE ― Chisato Moritaka DVD Collection no.13アーティスト: 森高千里出版社/メーカー: ZETIMA発売日: 2000/12/20メディア: DVD クリック:…

「超」手帳法

野口悠紀夫さんの本を、近くの市民センターの図書室で読んできました。 大体、私もやっているようなこと(※1)なのですが、特に、 1 なぜ携帯電話をみんなあんなに使っているのか分からない 2 携帯用の電子機器は以前より使いにくくなっている。白黒でい…

大失敗

FIASKO‐大失敗 (スタニスワフ・レムコレクション)作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,久山宏一出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2007/01/01メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (42件) を見る

エデン

或いは全く違う趣向で、スタニスワム・レムの作品もいいと思う。 以前読んだもので「タルコフスキー監督の「惑星ソラリス」を見て、レムが怒った。同監督の「ストーカー」を見て、ストルガツキー兄弟が喜んだ」という話がありました。確かにタルコフスキー監…

東のエデン

やはり明治期のことを書いた、杉浦日向子さんの「東のエデン」を思い出す。東のエデン (ちくま文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1993/07/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 81回この商品を含むブログ (25件) を見る

ドルチェ

小説「死の棘」モデルの島尾ミホさん死去 作家の故島尾敏雄氏の妻で、同氏の小説「死の棘」のモデルになった作家の島尾ミホ(しまお・みほ)さんが25日午後10時ごろ(推定)、脳内出血のため鹿児島県奄美市名瀬浦上町47の11の自宅で死去した。87歳…

回復まで

市民センター図書室で、ふと目にとまり、何の予備知識もなく2,3ページ読んだ。 その味わい深さに借りてきて読んでいる。 今、この日記を書くためにamazonの参照ページを検索し、そのカスタマーレビューを読んで驚く。 この本は日記の形式で著者が66歳の…

アルケミスト

今日は、海沿いを走る列車で盛岡まで出張。 列車の中で、プラネタリウムのある市民センターで土曜日に借りてきた「アルケミスト」を読みました。 市民センターでは、3冊の本を借りてきました。 一冊は、「ゲド戦記外伝」。この外伝は、日曜日に読みました。…

北の永田町

書棚にあった本をふと手に取り読んでみました。 1958年から青森県りんご協会の会長さんなどをやり、1983年からは青森県議会議員となり、5期20年を勤めて勇退された長峰一造さんが、「早川みのる」のペンネームで自費出版されたもの。 なかなか楽しく読め…

三論玄義

この本は、「ブッダ最後の旅」も読み終わり、次に、家事をしながら読む本として持ってきました。 初めに「解説を読んでから読むとよい」とか書いてあるので、解説を読み出したのですが、これが難しい。 私の使っている新潮国語辞典や広辞苑では出ていない単…

Principle-Centered Leadership

前にもちょっと言いましたが、私は毎朝エアロバイクを漕ぎながら英語の本を音読したりしています。 今読んでいるのは「Principle-Centered Leadership」(原則中心リーダーシップ)という本です。 この本の中のエピソードで、面白いと思うのは、著者のお子さ…

The Nature of Leadership

The Nature of Leadership作者: Stephen R. Covey出版社/メーカー: Franklin Covey Co発売日: 1998/09/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る

Style Guide: For Business and Technical Communication

Style Guide: For Business and Technical Communication作者: Franklin Covey出版社/メーカー: Franklin Covey Co発売日: 2000/06/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る

新内 次郎吉さんげ

かつて私が千駄木に住んでいた頃、床屋さんに行って顔を剃ってもらっているとき、となりの人と店主の会話が聞くともなく耳に入ってきた。 おじいさんなのだが、これがまあ普通の会話をしているのだが、何だかやたらに「粋」なのだ。 こんな風に話したいもの…

マフィアとの死闘

実家に行った際、思い出深いこの本を持ってきた。 帰りの列車の中で読みながら帰ってきた。 背筋の伸びる気持ちだ。 マフィア捜査に当たる検事や将軍、マフィアに協力しない実業家や政治家が次々と殺されていく。 本来、戦いとはそういうものなのだろう。 日…

ダッドリー・ストーンの不思議な死

森高千里さんの曲を通して聴いてみて、失礼ながら段々光の輝きが失われていく雰囲気を感じた。 それと反比例するようにジャケットやビジュアルは美しく手の込んだものになっていく。 最後の曲の「一度遊びに来てよ」というのは私の大好きな曲であったが、「…

Dance Dance Dance

実は、先日映画の「シベールの日曜日」を検索したとき、とみたゆう子さんのCDも検索リストに出てきた。 当時は、とみたゆう子さんの曲は映画と全然関係のない甘い曲で、うーむ、と思っていたのですが、それはともかく、とみたゆう子さんの曲をもう一度聴きた…

かくも長き不在

ということで、本日最後のご紹介。 アンリ・コルピ監督、マルグリット・デュラス脚本、アリダ・ヴァリ主演、ジョルジュ・ウィルソンも重要。 カフェをきりもりする女性のもとに、戦争に行き行方不明になっていた夫に似た男性が来る。 と、書いていただけで、…

シベールの日曜日

これもよく見た映画。とはいえ、よく考えてみると、3回くらいかもしれない。 amazonでは、項目すら出てこない。 UKも、frですら、Cybele,Dimanchesでは何も出てこない。 USで、やっとVHSが出てくる。 http://www.amazon.com/Sundays-Cybele-Nicole-Courcel/…

Hiroshima Mon Amour

邦題は、「24時間の情事」。 「情事」という言葉は、[愛人」という言葉と同様、現在は品格がかつてより下がってしまった言葉なのでしょう。さもなければ、アラン・レネ監督、マルグリット・デュラス作の原題「ヒロシマわが愛(或いは愛する人、もの)」とい…

ミツバチのささやき

(追記)先日、マルメロの陽光が既に入手不可になっているのをみて、「まあ、ああいう作品であれば仕方ないか」と思っていたのですが、今日、調べてみて、ミツバチのささやきもエルスールも入手不可になっているのを見て愕然。あんなに誰が見ても楽しめるポ…

Ten Minutes Older

少し前、マルメロの陽光のことを書いたら、ヴィクトル・エリセ監督の作品を見たくなり、10分の「ライフライン」が収録されている「Ten Minutes Older」を購入しました。2002年の、著名な映画監督15人が10分ずつの作品を制作したアンソロジーです。 エリセ…

正法眼蔵を読む人のために

amazonマーケットプレースで購入したのですが、青森県からの方からの出品でした。 日々読んでいると、徐々にではありますが、正法眼蔵にも親しんで来ました。 もちろん、実践にはまだまだほど遠いものがありますが。(2007/06/24記)『正法眼蔵』を読む人の…